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M-base: Application Development Environment based on
``a Domain model ≡ a Computation model'',
``Analysis ≡ Design ≡ Programming''

1 背景




 近年,ワークステーションやパソコンの普及および それらをつなぐネットワークの普及と共に, 業務の専門家が自ら情報システムを構築する必要性が高まっている. このようなエンドユ−ザコンピュ−ティングの促進のためには, 業務の専門家が自ら業務モデルを構築することが, そのまま情報システムの構築につながるような技術が必 要であるという観点から,

A domain model ≡ a computation model (業務モデルと計算モデルの一致)
Analysis ≡ design ≡ programming (分析,設計,プログラミングの一体化)

という基本コンセプトを設定した.

 我々は,これらのコンセプトを達成するためにオブジェクト指向概念に基づく アプリケーション開発環境M-baseの実現を目指している.
 その主な機能は アイコン操作を基本としたビジュアルな モデリング&シミュレーションツールにより実現されている. また,スクリプト言語においては, ネットワーク上のノード割り当て方法と並行処理の可否によって オブジェクトを3種類に分類すると共に, 大規模化への対応としてオブジェクトのネスト構造を導入した. オブジェクト間の交信は,メッセージセット単位で行う方式にすることにより, 全体のメッセージフローの管理を容易にした.

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Software Engineering Lab., Meiji Univ.